スチール製のキャビネットです。「Ku-2 house」ではパソコンや読書をするデスクの収納として利用しています。天板にシナランバーの板を載せただけの簡素なつくりです。
他に「Mi-1 house」ではキッチン廻りに置き食器の収納として使っています。またキッチンのフレームとカウンターのみを製作し、中に収めたこともあります。浅い引き出しが細かくついているものを使うと箸やスプーンなどがきれいに片付きます。
BISLEY COMBO
青山通りの表参道駅と青山学院大学の中間にあるSPIRALの向かい側の小路を入り少し歩くと右手にあります。色を押えた外壁にシンプルな納め方で大きなガラスをはめ込み、ガラス越しにビスレーらしい色とりどりのキャビネットがディスプレーされています。商品の見せ方が上手です。
ビスレーはイギリスのスチールファニチャーメーカーで全ての製品が自社生産だそうです。スチールキャビネットは固定タイプのほかキャスターベースを取り付け可動式にもできます。また引き出しの中にペンや名刺、はがきなどをしまうことを想定したそれぞれのトレイも用意されておりまさに「収納を楽しむ」といった感覚です。
キャビネットの色もレッドやイエローといったビビッドカラーからシルバーやホワイトなどのシンプルなものまでさまざまです。インテリアでは複数の色を使って組み合わせで見せるのも楽しそうです。ただ以前あったクリアーカラー(キャビネットの角の溶接の焦げ目を残しながら塗装仕上げされ、いい感じでした。)が生産中止となってしまったのが残念です。
キャビネットは天板とともに使用する方法も提案されておりメラミンや木、ガラスなどの素材で天板が用意されています。私は現場でシナランバーやアルミ板でカウンターを製作しています。 (07.11.26 記)
Ku-2 house